星のソムリエ資格試験~星座を見つけよう編~
これまで2回にわたって星のソムリエ資格試験について書いてきましたが、準星のソムリエから“準”が取れるまでの道のりはまだまだ続きます。
これまでの記事はこちら↓
そして先日、星のソムリエとなるためのまた新たな試験がありました。
講座名は「星座をみつけよう」
実際にその日の定められた時間の星座を見ながら「あれは何座」「あの星とあの星とあの星で夏の大三角形」「あそこにM42がある」といったことを試験官の方に聞かれ、答えられれば合格という試験です。また、当日は試験以外にも望遠鏡の練習時間を設けていただいており、そちらにも参加してきました。
まずは望遠鏡の練習模様からつらつらと書いていきます。(※画像に変な模様が入っておりますが、こちらiphoneカメラが壊れておりどうにもなりません……)
2015年3月20日午後1時05分、電車の遅れもあり予定時刻を過ぎてやってきたのは航空公園駅を降りて15分ほど歩いた場所にある所沢生涯学習推進センターの体育館。
受付を終え、望遠鏡練習に向かいます。練習場所に用意されていたのは望遠鏡本体が入ったケースと三脚、そして赤道儀ケース。
まずは三脚の脚を伸ばすところからはじめ、赤道儀の入ったケースを開けた瞬間(※画像参照)、
「あれ、どうやるんだっけ……」
という戸惑い。前回しっかりと覚えて忘れないようにとブログを書いていたはずが、細かい手順が頭から抜け落ちていました。結局そばにいらっしゃったVixenの方にひとつひとつ丁寧に教えていただき、逐一メモをとりながら組み立てました。
K賀さん本当にありがとうございました!
望遠鏡は組み立ての工程でひとつでもぽかをしてしまうと大きな事故につながる可能性があるため、おそるおそるの練習でしたが、体育館内に設けられた人工土星の輪っかが見えたときは分かっていても感動でした。やっぱり肉眼で見えないものが見えるというのは一生感動できる素晴らしい体験だなと思います。
さて、望遠鏡練習が14時に終わり、いよいよ当日のメインイベント「星座をみつけよう」の試験ですが、試験の時間を17時40分に予約し3時間ほど勉強しようと身構えていました笑
そんな心配性の私をよそに、一緒に準ソムリエ試験を受けた星好きの方々は颯爽と試験を受け、
「早めに受けちゃいなよー」「大丈夫大丈夫」「そんな怖がるものじゃなくて楽しむものだよ笑」
と笑顔で話しかけてくれます。ただ、分かってはいるものの試験と名がつくとやはり緊張するといいますか、絶対合格したい! という気持ちがプレッシャーとして降りかかってきます……。
「春の2重星はコルカロリ」「おうし座のアルデバランとぎょしゃ座のカペラと……」「すばるはM(メシエカタログ)45」「オリオン大星雲がM42」
※ちなみに人間星座はこちら
そんなこんなで試験は終わりましたが、あんなにビビっていたのがなんだったのかというくらいあっという間でむしろ楽しいものでした。
次は実際に星空案内をしてみる試験。あー、楽しかったと見ていただく人はもちろん、自分も思えることを大事にしたいと思います。
試験が終わってから簡単な文章にするまでに1ヶ月以上かかってしまいました……もうちょっと頑張ります笑