9次元からきた男@日本科学未来館
ゴールデンウィークも折り返し地点の5月4日、お台場の日本科学未来館に行ってきました。
4月20日にリニューアルして常設展がパワーアップしたことも気になっていましたが、メインはドームシアターで現在放映中の「9次元からきた男」です。星のソムリエ(星空案内人)のネタになるかも、というよりは単純な興味です。
内容の説明書きには
“本作は、物理学の究極の目標である「万物の理論」をテーマにした3Dドーム映像作品です。近年、素粒子の研究ではヒッグス粒子が発見され、宇宙にはダークマターやダークエネルギーが満ちていることがわかるなど、自然界の法則の解明が進んでいます。しかし、素粒子のミクロの世界と、宇宙のマクロの世界をあらわす二つの理論は矛盾しており、理論物理学者たちはそれらを統一する「万物の理論」を見つけようとしています。その最も有力な仮説である「超弦理論」が提示する、驚くべき世界とは?”
と書いてあります。
超弦理論(ちょうひもりろん)、聞いたことはあるけどうまく説明できない。。
9次元……高校数学で勉強したx軸、y軸、z軸の3次元までが人間がなんとか創造できる世界、ドラえもんのタイムマシンが時間を操っていると想像できるのは4次元の世界。
はて、残りの5つの次元は一体どこに……??
そもそもなぜ9つの次元なの??
目には見えないけれど、それがあるはずだと考えられる人間の想像力に驚き、と言ってしまえばそれまでですが、やはり少しでも不思議に思っていることはスッキリしたい(完全にスッキリできることはないですが笑)。
ということで、前置きが長くなりましたが、自分の頭をスッキリさせるために日本科学未来館へ🚈🏃
やってきました日本科学未来館。名物のジオ・コスモスは健在。
現在、こちらの企画展がかなり盛況でした。PSVRが体験できるようです。こちらも気になる…
9次元からきた男もフードコーナーで特別メニューが出ていたり、全放映会が満席と大変盛況でした。
超紐理論を想起させる素麺。食べようと思ったら既に完売。あぁ、タイムマシンがあれば……
パフェもありました。こちらはモンブランが紐に見えるとのこと……これ、自分でも何かしらできそう笑
時間になったので食べ物に惹かれながらもドームシアターへ。こちら3Dでかなりの大迫力でございました。宇宙の進化のシミュレーションの部分などはまるで自分が宇宙のマクロ、ミクロの世界の中にいるようで感動しました。正直これだけでも見る価値ありです(300円で見れます)
そして放映が終わり……
実際に見終わって9次元や超弦理論について自分の頭のもやもやがスッキリしたかといえば、全くスッキリしていません笑
もちろん、今の宇宙がどのように形成されてきたのか、そしてそれを知るまでの歴史を簡単にではありますが視覚化して分かりやすく説明があるものの、やはり超紐理論がなんたるかはやっぱりよくわかりませんでした。
まあ、超紐理論に携わる方が人生をかけて取り組まれている研究をたった30分で理解するというのが無理な話……笑
ただ、科学について観た人が興味を持ち、少しでも知ろうとしてくれるものだったなあとあらためて思います。たとえば子どもたちがこれを観て未来の科学者になりたいと思ってくれる、ワクワクするだろうな……それは強く思いました。
ぜひお子さんがいる方はご覧いただきたいです。
※WEB予約しないと当日券すぐ売り切れてしまうのでご注意を。
また、話が飛ぶように感じるかもしれませんが、科学、引いては学問の価値について考えさせられ、それに携わっている人をとても羨ましくも思った、というのが正直な感想です。
物思いにふけるときはいつも一気に考えさせられるイベントが起きるもので笑